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芋焼酎の歴史

落書きに残された焼酎の記録

芋焼酎は米焼酎・麦焼酎と並んで今や全国で一般的に親しまれている焼酎の一つです。

焼酎の起源は様々な説があってはっきりとわからないようなのですが、日本で初めて焼酎が製造されたのは15世紀末の琉球王朝時代と言われています。これが後の泡盛になるわけですが、「焼酎」の記述がある日本最古の記録は公文書ではなく1559年、鹿児島県の郡山八幡神社の補修をした大工の「焼酎もおごってくれないけちな施主だ」という落書きだそうです。

芋焼酎とは、サツマイモを原料とした焼酎のことですが、サツマイモは17世紀のはじめ頃に中国、琉球を経て日本に伝わりました。大工の落書きから16世紀には焼酎作りが鹿児島にも伝わっていたと思われますが、当初はサツマイモではなく、米やひえ等の雑穀を原料にした焼酎が作られていたと考えられます。

鹿児島の土地が生んだ芋焼酎

もともと中南米で生まれたサツマイモは日照りや台風が多く作物が育ちにくい鹿児島のシラス台地でもよく育つため、この地域で急速に伝わりました。それと並行しながら焼酎造りも米からサツマイモにシフトしていきました。

お米の育てるのに向いていない鹿児島地方においては、お米は大変貴重なものでした。おまけに年貢の取り立ても厳しかったということもあって、焼酎作りにお米を使うより原料の安い芋焼酎を使う方が都合がよかったのです。

さて、芋焼酎の原料であるサツマイモですが、実はこれは二次発酵の際に使われるもので、一次発酵で使われる麹のほとんどは米麹です。芋麹はデンプンの糖化力が弱いため効率が悪いため1997年になるまで100%芋焼酎は販売されていませんでした。しかし、その誕生以来芋麹を使用した芋焼酎が数多く作られるようになり、よりサツマイモの香りや風味を活かした焼酎を楽しむことができるようになりました。