おすすめ芋焼酎呑み比べランキング決定版

第五位 黒霧島

黒霧島の“黒”は芋の種類ではなく黒麹を使用していることに由来しています。芋焼酎の仕込みに使われる麹の多くは白麹ですが、黒霧島には泡盛と同じアスペルギルスアワモリを使用することで、トロリとした甘みとキリッとした後味の良さを生み出し、黒焼酎ブームの火付け役となりました。

黒麹が醸す黒霧島のキリッとした後味

黒霧島は芋の香りを残しつつ、クセのある芋臭さが感じられません。このような特長を持つ例としては森伊蔵に代表されるような高価なプレミア焼酎にはありますが、1,500~2,000円(1.8L)という価格帯でこのような新しい味わいに仕上がっているものは他にはありません。

ロック、ストレート、水割り、お湯割りなどどのような飲み方でもすっきりとした後味を楽しむことができます。このような焼酎を造り出せるのは蔵元である霧島酒造の努力と技術があってこそ実現したものと考えられます。

創業当時の味わいを現代に復活させた

霧島酒造は大正5年の創業。創業者の江夏吉助によって初蔵出しされた焼酎が「黒麹」仕込みでした。つまり黒霧島は創業当時の醸造記録をもとに最新鋭の設備で「黒麹」を再現し、独自の発酵技術である「三段仕込み」によって現代に復活した本格焼酎というわけです。

また、霧島酒造は最高の味わいを出すために、こうした技術だけでなく素材にも大変なこだわりをもっています。宮崎県西諸県郡にある霧島自然農園では生産農家や公共の研究機関と協力しながら試験栽培に取り組み、17ヘクタールという広さの耕地で黄金千貫を栽培しています。

黒霧島の持つ芳醇で重厚な味わいはこうした高品質な素材と名水「霧島裂罅水」、最新技術があって初めて完成するのです。歴史ある黒麹仕込の原点の味を手軽に楽しめるのですから芋焼酎ファンにとってこれほどうれしいことはありません。

基本データ

  • 【蔵元】霧島酒造
  • 【生産地】宮崎県
  • 【原料】コガネセンガン、米麹(黒麹)
  • 【度数】20/25度
  • 【価格帯】1,500~2,000円(1.8L)
  • 【飲み口】★★★
  • 【香り】★★★★
  • 【買いやすさ】★★★★★