おすすめ芋焼酎呑み比べランキング決定版

第九位 村尾

頭文字がマ行から始まる3Mと呼ばれるプレミア焼酎(村尾・森伊蔵・魔王)の一つです。プレミア焼酎となるのは、味がよいことはもちろんですが、生産量が少ないことが希少価値を生むという構図になっています。 

職人が一人で造るプレミア焼酎

『村尾』の場合、人手に頼らず原料の買い付け、製造から可能であれば配達まで村尾寿彦氏1人が行っているため、大量生産はできません。芋焼酎はサツマイモや米、麹などを原料に製麹、仕込み、蒸留、ろ過・割り水などいくつもの工程を経て造られます。通常は5人以上必要な焼酎造りをすべて1人でやることがいかに困難かというのは想像を超えます。

コガネセンガンとシロユタカを黒麹使って仕込みますが、もちろん昔ながらの甕つぼ仕込み。独自の蒸留法でゆっくり時間をかけて丹念に仕上げられます。村尾寿彦本人が“焼酎の奴隷”というように8月中旬から年末まで、一日も休まず造り続けるとのこと。蒸留に神経を使っていて蒸留機本体からパイプの曲がり具合まで自分でで調整しています。

これだけ職人魂がこもった芋焼酎なら誰でも一度は口にしたいと思うでしょう。プレミア価格だと1万円以上してしまいますが、運が良ければ2,000円台で手に入れることはできるそうです。

もう一つの村尾ブランドにも注目!

気になる味わいですが、柔らかな飲み口で甘さの中にスッキリとした芋の味がします。バランスがよい芋焼酎と評価されることが多いのですが、いくら飲んでも飲み飽きない感じです。飲み飽きるほど飲んでみたいものですが、入手困難な酒ですので手に入れると大切に飲んでしまいます。

さて、村尾酒造にはもう一つ『薩摩茶屋』という銘柄の芋焼酎があります。村尾寿彦氏が造り、黒麹仕込みで甕つぼ仕込み。麹米に国産米ではなくタイ米を使用していること以外は村尾との違いは見あたりません。

村尾があまりにも有名でご存じない方もいるかもしれませんが、こちらの味わいもまろやかでキレがありとても飲みやすい芋焼酎です。村尾酒造のレギュラー焼酎として安価に手に入れやすいものですがら、どうしても村尾に巡り会えないという方はこちらを試してみるとよいでしょう。

基本データ

  • 【蔵元】村尾酒造
  • 【生産地】鹿児島県
  • 【原料】コガネセンガン、シロユタカ、米麹(黒麹)
  • 【度数】25度
  • 【市場価格】13,000~20,000円(1.8L)※プレミア価格
  • 【飲み口】★★★★
  • 【香り】★★★★
  • 【買いやすさ】★